Both Sides Now 和訳 – Joni Mitchell


Joni Mitchell の「Both Sides Now」の歌詞和訳です。

Joni Mitchell (ジョニ・ミッチェル)

今回も例によって、ライミング(押韻)してるところに下線が引いてあります。
マウスオーバー(スマホはタッチ)で、韻を踏んでる単語がフキダシで出てきます。
PCでは英語と日本語を対訳形式で見られます。お楽しみください。

この曲は、趣味で音楽(アカペラ)をやっていたときに演奏していました。
なかなかに捉えどころのない曲だと思っていましたが、和訳してみました。
ちゃんと和訳しようとすると、結構気づくことがありますね。ライミングも多いです。


Rows and floes of angel hair
And ice cream castles in the air
And feather canyons everywhere
I've looked at clouds that way

列をなす天使の髪の浮氷
お空に浮かぶアイスクリームのお城
羽毛の渓谷がいたるところに
雲のことをそんな風に見ていました

But now they only block the sun
They rain and snow on everyone
So many things I would have done
But clouds got in my way

でも今となってはお日様をさえぎるだけ
みんなのところに雨や雪を降らせるもの
私はたくさんことができたのに
雲が邪魔をしたのです

I've looked at clouds from both sides now
From up and down
And still somehow
It's cloud's illusions I recall
I really don't know clouds at all

雲を両側から見てきました
上側と下側から
でもどういうわけか
思い起こすのは雲の幻影
私は雲のことなんか全然わからないのです

Moons and Junes and ferries wheels
The dizzy dancing way you feel
As every fairy tale comes real
I've looked at love that way

月の満ち欠け、巡りくる六月、観覧車
どんなおとぎ話も本当になる気がするほど
めまぐるしく踊っているような感覚
愛をそんな風に見ていました

But now it's just another show
You leave 'em laughing when you go
And if you care, don't let them know
Don't give yourself away

でも今やありきたりなショー
去るときは笑わせておけばいいのです
気にしていても、それを悟られてはいけません
わざわざ自分をさらけ出すことなんてないのです

I've looked at love from both sides now
From give and take
And still somehow
It's love's illusions I recall
I really don't know love at all

愛を両側から見てきました
与える側ともらう側から
でもどういうわけか
思い起こすのは愛の幻影
私は愛のことなんか全然わからないのです

Tears and fears and feeling proud,
To say "I love you" right out loud
Dreams and schemes and circus crowds
I've looked at life that way

涙、恐れ、誇りを感じること
「愛しています」とはっきりと言うこと
夢、企み、サーカスの群衆
人生をそんな風に見ていました

But now old friends are acting strange
They shake their heads, they say I've changed
Well something's lost, but something's gained
In living every day

でも古い友人が最近おかしいのです
首を振りながら「あなた変わったわね」なんて言うのです
たしかに失うこともあり、得ることもあったわ
毎日を生きてきた中で

I've looked at life from both sides now
From win and lose
And still somehow
It's life's illusions I recall
I really don't know life at all

人生を両側から見てきました
勝者の側と敗者の側から
でもどういうわけか
思い起こすのは人生の幻想
私は人生のことなんか全然わからないのです

I've looked at life from both sides now
From win and lose
And still somehow
It's life's illusions I recall
I really don't know life at all

人生を両側から見てきました
勝者の側と敗者の側から
でもどういうわけか
思い起こすのは人生の幻想
私は人生のことなんか全然わからないのです


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良い曲ですね。
「結局よくわからん」なことがテーマで、なんというか終始アンニュイな印象を受けました。

ちなみに、私が演奏していたのはSyncopationというバンドの楽譜です。これ。
この編曲、かなり気に入りました。和訳して初めて気が付きましたが、原曲とちょっと歌詞変わってたんですね。

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11 thoughts on “Both Sides Now 和訳 – Joni Mitchell

  1. 2019/11/07 at 23:45

    素敵な訳だと思いました

    1. nomad
      2019/11/08 at 10:10

      ありがとうございます。励みになります。

  2. 林哲夫
    2020/01/23 at 17:34

    別の歌詞ではBows and flows of angel hairとあります。
    リボンの形に結った天使の髪と流れるような髪の毛
    You leave them laughing when you go
    笑いながらさよならを言いなさい
    この彼らは、そこにいる人たち、つまり恋人や友達なのか、それとも恋人と過ごした月の夜や6月の日、観覧車、甘いダンスなどのショーの中の小道具だろうかなのだろうか、分からない。

    1. nomad
      2020/01/29 at 11:30

      コメントありがとうございます。

      カバーでは「Bows and flows …」というバージョンもあるようですね。初耳でした。
      Joni Mitchellの歌っているものを聴き漁りましたが、全部「Rows and flows」で歌い出しているように聞こえましたので、このブログではこのままこちらを採用します。

      「You leave ’em laughing when you go」ですが、
      まず「leave O doing」で、「Oがdoしているのを放っておく」という意味があるので、「あなたが去るときは、彼らが笑うのを放っておけ」という意味で良いのではないでしょうか。
      ではここのthem(=’em)とは誰か。文脈から「love」に関する誰かでしょうか。それならhimなんじゃないか、と思いましたが、一般論だから複数形になっていると気づきました。
      なので「別れることになった恋人」とかでしょうか。明示されていませんので想像というより妄想ですが、この「laugh」は冷笑だと感じました。後にある、「友達が変なことを言う」に近いのではないでしょうか。

      1. 林哲夫
        2020/02/12 at 17:42

        三番目のスタンザのtheyはold friedsの代名詞ですから、はっきりしています。
        二番目のthemは恋人と過ごした夜、初夏、観覧車、甘いダンスなどのことで、恋が終わったら、そんなこともあったかなとそういうものにはさよならを言い、もし、そういう思い出が気になっても、知らないふりをしよう。自分の気持ちを悟れらないように。(give awayは父親がbrideである娘を相手の男性にやる、結婚という意味もある)
        という読みも可能です。laughing, you just go だと、言いたい人には言わせておけですが。
        武漢肺炎気をつけてくだっし。

  3. 2020/01/23 at 18:14

    http://www.soundstagenetwork.com/forasong/forasong200508.htm
    Bowsでもrowsでもどちらもあり、というようなことが書いてあります。

  4. 林哲夫
    2020/02/12 at 18:08

    くだっし—>ください。
    でもやはり、leave them laughingがひとかたまりですね。ただ、 them は前に出ていることがらを受けているのでは。月の満ち欠け、6月の初夏、観覧車、めくるめくダンス、それも一幕のお芝居、舞台を去る時にはそういう背景には笑わせておこう、

  5. motoi
    2020/03/03 at 19:36

    とても気に入りました。ぜひ続けてください。なお、jonimitchell.comではRows and floes of angel hairとなっています。観覧車はferriesではなくてFerris。フェリスは人名です。

  6. 小俣 守
    2020/03/29 at 17:43

    You leave them, laughing you go
    You leave them laughing, you go
    と、どちらにも取れます。
    どちらも、過去のことは気にしないという意味合いになりますね。

  7. nomad
    2020/03/30 at 11:23

    みなさまコメントありがとうございます。少し忙しく、放置してしまいすみません。

    林哲夫様
    コメントありがとうございます。
    “The Music of Joni Mitchell”ではBowsと書いてあるということみたいですね。
    Don’t give yourself awayは、たしかに結婚に強く関わるセンテンスですね。6月云々で始まる部分ですし。

    motoi様
    どうもありがとうございます。励みになります。
    Ferris、ご指摘ありがとうございます。直しました。人名とは知りませんでした。
    歌い出しの”floes”は困りました。
    公式サイトなので尊重すべきかと思いますが、天使の髪の毛の浮氷とは。typoの可能性もあるので、公式サイトにメールしてみました。返事が来るかは不明ですが。

    小俣 守様
    コメントありがとうございます。
    カンマなしなので「leave them laughing」だと思ったのですが、聞くだけじゃカンマの有無はわかりませんし、歌詞サイトは結構適当なので非常に困ります。(もちろんこのサイトも適当です)

    1. nomad
      2020/03/30 at 14:17

      なんと公式サイトからすぐメールが返ってきました。
      そして「Rows and floes」が正しいとのこと。なんてこった!

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